夕食の支度をしていて家事に追われているときに限って、赤ちゃんが泣いて困る経験ってよくありますよね。
そういうときに限って、なかなか泣き止んでくれません。
「泣かない子がうらやましいなぁ。」
「すぐに泣き止む方法はないのかなぁ」
こんなことを一度だけでなく、何度も思ったことがありますよね。
赤ちゃんが泣き止んでくれなくて困ったときの泣き止む方法をご紹介したいと思います。
目次
赤ちゃんが泣く理由とは?
そもそもどうして赤ちゃんはよく泣くのでしょうか?
泣き止む方法を知る前に、泣いている理由がわかれば、適切な対応ができて、イライラも減るかと思います。
まずは月齢別に赤ちゃんの泣く特徴をまとめました。
新生児~生後4ヶ月ごろ
この時期は、主に空腹や暑い・寒い、おむつが汚れているなど不快なことを感じると泣くと言われています。
生後5ヶ月~生後8ヶ月ごろ
この時期は、ママとの愛着関係が強くなり、抱っこしてほしいなど甘えたい気持ちで泣くことができるようになってきます。
生後9ヶ月~生後11ヶ月ごろ
この時期になると、自我が芽生え始めます。自分の思い通りにならないことが多く、言葉で伝えられないといったもどかしさから泣くことがあります。
どの月齢も泣くのはコミュニケーションの手段です。
言葉で自分の気持ちを伝えられない赤ちゃんは、泣くことで自分の欲求や感情を伝えようとします。
成長するにつれて感情も育ち、泣く理由もいろいろと増えてきます。
泣くことは赤ちゃんにとって大切なママとのコミュニケーションの手段です。
まずは「どうしたの?」と声かけをしてあげることが大切です。泣いたらどうして泣いているのか原因を探り、それをまずは解消してあげることで泣き止むようになります。
そのコミュニケーションを繰り返すことでママと赤ちゃんの絆がしっかり育ってきて、泣くことも少なくなってきます。
赤ちゃんが泣いたら、まず声をかけてから、月齢や気質に合ったかかわり方や泣き止む方法を試してみてね。
赤ちゃん(新生児~生後4ヶ月)の泣き止む方法6選
まだ感情が未発達なので、不快さが原因で泣くことが多い時期です。
まずは、不快な理由を取り除いてあげることが泣き止ませの基本です。
赤ちゃんの不快な理由
- おなかが空いた
- 暑い、寒い
- おむつが汚れている
視界がぼんやりしているころなので、体全体で刺激を感じさせる方法が効果あります。聴覚の方は発達しているので、ママの声を聞かせてあげると安心します。
1.ベビーマッサージ
ベビーマッサージと聞くと、バスタオルやオイルを用意して、赤ちゃんを裸にさせてることを想像すると思います。
本格的なことをしなくても、おなかや背中、脚や足の裏を洋服の上からやさしくなでてあげるだけでも十分効果はあります。
赤ちゃんの好きな部位を見つけて!
触られるとよろこぶ部位がありますので見つけてあげてくださいね。
一般的に、顔のまわりや、耳などにリラックスできるツボがあると言われています。
声かけをしながら行うのがポイント
マッサージする際は、「気持ちいいね~」と声かけをしながらするとママの声にリラックスして、泣き止ませの効果が上がります。
ベビーマッサージで気をつけたいこと
- マッサージの時間は長くても15分まで
- ママの手は清潔にして、心地よい手温ですること
- 手の重さだけでなでる程度にしましょう。強すぎるのは絶対だめです。
- ママは笑顔、そしてやさしい気持ちで
2.赤ちゃんを抱っこする
ママの抱っこがいちばん落ち着きますので、抱っこしてあやしてあげましょう。
2-1.たて抱きで背中をトントンする
首がすわったらたて抱きにして背中をトントンしてあげて。首がまだすわる前はゲップさせるときのようにします。
赤ちゃんは一定のリズムが大好きです。心臓のリズムに合わせてトントンしてあげるのがコツです。
2-2.おしりをポンポンする
横抱きにして、おしりのあたりをポンポンと手のひらでたたきます。
さきほどの背中をトントンするときと同じように一定のリズムでしてあげます。また、ママが子守歌などを笑顔で歌ってあげて、ママの声で安心させてあげるといいでしょう。
2-3.部屋を歩きまわる
抱っこしながら部屋の中を歩きまわります。やさしくゆらゆら揺らしながら歩くと心地よい振動で泣き止みます。
また部屋を移動することで赤ちゃんの気分転換にもなります。
3.口をパクパクする
赤ちゃんの顔に近づいて、口を大きく開けたり閉じたりして、口をパクパクさせます。
ゆっくりとオーバー気味に大きな動きをすると効果的です。笑顔で声をかけながらパクパクしましょう!
4.おなかに「ぶぶぶ~」
赤ちゃんのおなかに口をふっつけて、息を「ぶぶぶ~」と吹きかけます。衣服の上からします。
口を小刻みに左右にゆらしながら吹きかけると、マッサージ効果もあり、自然と笑顔になっていきます。
5.顔に息を吹きかける
赤ちゃんの顔に近づいて、軽く息を「ふっ」と吹きかけると一瞬おどろいて泣き止みます。
何回かするとしだいに笑顔に変わっていきますよ。
顔だけでなく、髪の毛に息を吹きかけても効果があります。
6.水の流れる音を聞かせる
この時期は胎内環境に近づけてあげると安心します。
洗面所などに連れていき、水道の蛇口をひねり、水の流れる音を聞かせてあげると落ち着いて泣き止む効果があります。
赤ちゃん(生後5ヶ月~生後8カ月)の泣き止む方法5選
この時期になってくると、おなかがすいた、おむつが汚れたなど生理的な不快感で泣くことに、甘えたり、怒ったりという感情も加わるようになります。
抱っこするとにこにこ笑い、あやしたり話しかけたりすると、表情だけでなく、体全体で喜びを表現します。
逆に気に入らないことがあると、体を反って泣いたり、手足をバタバタして怒ったりするようになります。
徐々に感情表現が豊かになり、ある程度意思を持って、泣くことができるようになってきます。
赤ちゃんの気持ちを理解してあげて、好奇心をそそられるような方法が泣き止むコツです。
1.鏡の前に近づいたり、離れたりする
抱っこして、洗面所の鏡の前に連れて行き、赤ちゃんを鏡の前に近づけたり、離れたりして、好奇心を刺激するようにします。
また、鏡の前から横にずれて赤ちゃんを映らないようにしてから「ばあ」と映してあげたりすると笑いだし、泣き止むようになります。
2.「コチョコチョ」すると泣き止む
ぐずり始めたら、ママは笑顔で全身をコチョコチョしてあげます。
耳や足の裏、ワキの下、胸、おなかまわり、そして首などを刺激してあげると、くすぐったいと感じ、笑い出します。
イライラしているママも赤ちゃんに「コチョコチョ~」としていると気持ちが緩みママも笑顔になれる泣き止む方法です。
3.おもちゃで気分転換させてあげる
好奇心をそそられるようなおもちゃであやしてみる、なども泣き止む方法の一つです。
音の出るおもちゃや、ぐるぐる回るおもちゃなど、動きながら音の出るおもちゃが、この時期の赤ちゃんの興味を刺激します。
赤ちゃんに持たせてあげて、動かすと音がなるタイプは夢中になって遊びはじめたりします。
4.ぬいぐるみを使った泣き止む方法
ぬいぐるみを使って興味が引くようにダイナミックな動きをしたり、音楽に合わせて、ぬいぐるみを踊らせると、ぐずぐず泣いてたのにこちらに注目します。
大げさに、大きく動くのがポイントで、興味をもったら、ぬいぐるみを近づけたり、離れたりすると喜び始め笑顔になっていきます。
赤ちゃんが喜び始めると、ママも自然と笑顔になれて一緒に遊べるのがいいですね。
ぐずり泣き機能のあるぬいぐるみをあなたは知っていますか?
その名もクマイリー。
有名雑誌にクマイリーが掲載されたりと、今、巷でぐずり泣き対策グッズとして大人気のぬいぐるみなんです。
クマイリーは、赤ちゃんが落ち着きやすく泣き止ませに効果がある音や音楽を流すことでピタッと泣き止むと評判の高いかわいいくまのぬいぐるみです。
クマイリーはオススメです!
クマイリーのようなぐずり泣き機能のあるぬいぐるみを利用することで、赤ちゃんから距離を置くことが可能です。そして、少しでもイライラから解放されることが期待できます。
両親に預けたりするときにクマイリーがあれば預けやすいと評判のぬいぐるみです。
5.ガーゼを顔にかけて「いないいないばあ」をする方法
「いないいないばあ」などの遊びが楽しめるようになってきます。
泣き始めたら、ガーゼを赤ちゃんの顔にふわりとかけ、「ばあ」のタイミングでガーゼをパッと取ると、楽しみ始めます。ママも笑顔で「ばあ」と言うのがコツです。
ガーゼがないときは手で顔を隠すといいと思います。定番ワザですが泣き止むのに効果的な方法です。
赤ちゃん(生後9ヶ月~生後11ヶ月)の泣き止む方法3選
この時期になってくると、人見知りや後追い、夜泣きが始まります。
後追いは、大好きなママがいなくなることへの不安の表れです。ママがいなくなっちゃうからついていかなくちゃと考えられるようになった成長の証です。
赤ちゃんが求めるときには、できるだけ相手してあげましょう。不安なときにママがこたえてくれるという安心感が、これからの自立や冒険心を育てていく基礎です。
このころになると体がしっかりできてくるので、体全体を使った遊びが大好きになってきます。
ダイナミックな動きで気持ちを切り替えてあげることが泣き止むコツです。
ダイナミックな動きはパパの出番!心から楽しんであやすのがポイントです。
1.高い高い
パパの場合、背が高いので急にすると怖がる子もいます。
「高い高い」は座った姿勢から始め、様子を見ながら少しずつ高くしていきましょう。
ゆっくり上げて、すとんと下ろしてみたり、強弱をつけてあげると泣いていたのが笑顔に変わってきます。
ただし、あまり高く上げすぎたり、スピードを出しすぎると怖がって大泣きすることにないように注意しましょう。
2.飛行機ブーン
仰向きになり、足で赤ちゃんのおなかを支えて、手で両脇を持って持ち上げます。
前後にゆっくりと動かします。このとき、歌いながら動かすと泣き止む効果があがります。
泣き止む方法だけでなく、普段の遊びでも喜びますよ。
3.赤ちゃんの体に顔をあてる
赤ちゃんのおなかや首のあいだに顔をあてて左右にぶるぶるすると、くすぐったいと感じ「きゃっきゃ、きゃっきゃ」と笑い出します。
スキンシップも図られ、ママからの愛情を感じられる素晴らしい方法です。
まとめ
赤ちゃんにとって、泣くというのはコミュニケーションの一つです。まずは「どうしたの?」と赤ちゃんを対話してあげてください。
そして、ママとパパは笑顔で、楽しませてあげることを忘れずに月齢に合わせた泣き止む方法を実践してください。
どうしても泣き止まないときは「泣くことが仕事なんだね~」と割り切って、冷静に対処するとイライラも減ります。